学びに10倍の差が出る!?「自分から学ぶ」ことの大切さ 〜ゴンドラ猫の実験より〜
- 浅野康人

- 10月8日
- 読了時間: 2分
こんにちは。いつもご受講いただきありがとうございます。
突然ですが、最近私が学んだことで衝撃的なことがありました。
ぜひ共有をしたいと思い記事を書いています。
当教室ではこどもたちができるだけ 「自分から」「能動的に」囲碁や算数に向き合えるよう指導をしています。
「やらされる」よりも「やってみたい!」という気持ちから取り組むほうが、ずっと力になると信じているからです。
いいから早く本題に入ってよ、という声が聞こえてきそうですので、本題です(笑)
「ゴンドラ猫の実験」を知っていますか?
ちょっとユニークな実験をご紹介します。
1963年、心理学者のヘルド氏とヘイン氏が子猫を使って行った、通称 「ゴンドラ猫の実験」 です。
登場するのは2匹の猫。
1匹の子猫は自分で歩いて、まわりの景色を体験しました。
もう1匹はゴンドラに乗せられて、同じ景色を「ただ見るだけ」。
結果は大きな違いが出ました。
自分で動いた子猫はしっかり成長したけれど、見ているだけの子猫はほとんど成長しなかったのです。
もう少し具体的にいうと、歩く猫はちゃんとした視覚と運動の認識を発達させたのに対し、乗っていた見るだけの猫は段差を認識できず、物にぶつかり、しまいには自分の手すら目で追えなくなってしまいました。
乗ってみるだけ猫の視力が悪かったとか、脳がもともと悪かったわけではないのです。
「見る」ひとつとっても、これだけの差ですから、聞くことや考えることにも当然当てはまりそうですね。
与えられた同じ課題について、「やらされる」のと、自分から「やってみる」のとでは、結果に大きな差が出てくるということです。
もともと当教室では、子どもたちに
「できた!」
「わかった!」
「楽しい!」
と感じてもらえるよう努め、主体性を持って学べるよう注力をしてきました。
その積み重ねが、子どもたちの 「自ら学ぶ力」 を育てていくと考えているからです。
子どもが自分の力で学んでいく姿勢は、勉強や仕事など何をするにしても一生の宝物になります。
これからはより一層、一人ひとりが囲碁や算数を通じて「自分から学びたい!」と思える教室づくりをして行こうと思います。
・・・その前に、先ずは自分自身がゴンドラ猫にならないように気をつけねば・・・!汗




コメント