2023年12月17日㈰に、日本棋院(市ヶ谷)にて第20回トリプル碁大会が開催されました。
私はというと、高齢者向けの指導碁があるため応援に行けず…。
団体戦は各個人がそれぞれ1局を打ち切るのに対し、トリプル碁は3人が1手ずつ順番に打ち、3人で1局を打ち終えるというものです。
男女がペアで打つ、ペア碁の3人版ですね。
3人それぞれ打ち手の作戦や考えていることがあるのですが、当然ながら打ち合わせはNGとなるのが面白いところ。
方針が違ったり、死活を間違えて死んでしまうようなことがあったりするわけです。
私も何度かペア碁大会に出たことがあるのですが、例えば思わず相方が変なところ(失礼!)に打とうとすると、こちらとしては煩悶するわけですね。
そこじゃないんだああああ、と。
※一般的には分かるように打たなかった上手の責任というのが暗黙の了解になっています笑
さてペア碁やトリプル碁は、喋らなくともリアクションを取ったりジェスチャーをするとペナルティ対象になります(アゲハマ3目?)
ですのでリアクションをこらえて冷静に打ち進めることになるわけです笑
特に子供となれば、「あー!そこじゃない!」とか喋らなくても大きなジェスチャーで「違う違う!」とアクションしてしまいそうですね。
案の定、こどもたちは冷静に打てず何らかのコミュニケーションを取ってしまったらしく注意をされたり、順番間違いでペナルティになったり。
妙にイメージが沸いて思わず笑ってしまいました。
でも、それが楽しいんですよね。
当教室からは2チーム6人が出場しました。
両チームとも1勝2敗だったので初出場にしては立派なものです!
またこの大会は非常にユニークで優勝等の他に、
■ネーミング賞
■ドレス賞
の表彰があるんです。
全60チームの出場だったのですが、なんとネーミング大賞を受賞しました!
その名も「可愛くて碁めん」。
後で調べて知ったのですが、2022年にアニメで放映されたキャラクターソングだそう。
ぶっちぎりの13票とはやりますねぇ…!

銀賞の「投了のフリーレン」は葬送のフリーレンというアニメをもじってるようですね。
異次元の少地化対策は岸田総理の発言をもじったもので面白いなぁと思いました。
阪神優勝の「アレ」を使ってるチームもチラホラみられますね。
もう1チームは私が考案した「3人寄れば文裕の知恵」です。
文裕とは、7冠を獲得した現代最強棋士と謳われる井山裕太先生の号のことを指します
本因坊文裕(ほんいんぼう もんゆう)と読みます。
こ、これはイケるのではないか・・・と密かに期待していたのですが期待が外れ、4票となりました。
ある保護者の方が教えてくれたのですが、審判長の鶴山淳志先生のイチオシだったようで、これはもう20票分くらいあるでしょうと思うのですがどうでしょう…笑

私もびっくりしたのですが、ドレス賞も狙えるのでは?というクリスマスコーデ。
メンバーは皆直前まで日曜対局にきて対局をしており、棋院に向かうときにコスチュームに着替えて向かっており、似合って可愛いのなんので一同大爆笑でした。
恥ずかしがらず堂々とコスプレできるのは強みですね!

立って打っていたのはこのチームだけだったのでは・・・笑
参加した子達に聞くと口を揃えて「楽しかった!」とのことで「絶対また出る!」と意気込んでる子も。
参加賞にロッテのおやつがもらえたようで、更にネーミング賞で追加でおやつをもらったりと大満足だったようです。

下が参加賞、上がネーミング賞の商品のようです。
囲碁は色々な大会があって面白いですね。
出場された皆様、保護者の方々お疲れ様でした。
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